よくあるご質問|有限会社フジモト建創

ゼネコン（建設業者）から墨出しの依頼をいただいた上で、自社の墨出し工がそれぞれの現場へお伺いして墨出し作業を実施します。営業担当が案件に応じて「何名の墨出し工が必要か」ということをゼネコンの担当者と話し合い、その時々で必要な墨出し工を現場へと手配しています。

ほとんどの墨出し作業はペアを組んで行なわれます。まずは、測量機器を使って工事の基準となるポイントを摂ります。一人がそのポイントにとどまり、もう一人が墨つぼから墨汁を含んだ糸を引っ張りだし、地面にあてがい、ピンと張った糸を指で弾いてコンクリートに線を打っていきます。現場ごとに異なる設計図面をもとに、その都度、正確な線を打つ必要があります。

出しに携わる人が『測量士』の資格を有しているケースもありますが、基本的には測量の仕事と同様、現場に入るにあたって資格を必要とするものではありません。学歴や職歴も問われることもありません。ただ数学の知識が求められる場面が少なくないので、ある程度の理解があればより重宝されるでしょう。